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「ローカルジャーナリスト育成講座」で東北6県にお邪魔しました

11月に、日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)が主催している「東北ローカルジャーナリスト育成講座」の運営スタッフとして、東北6県にお邪魔してきました。3週間連続で毎週末、長野→東北へ。さすがに身体がもつか心配でしたが、新幹線は快適だし、東北はどこもご飯がおいしいし、素敵な方にもたくさんお会いすることができたし、長距離移動の疲れも吹っ飛びました。講座は、3つの異なるテーマで開催しました。

 

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青森・岩手は『ウェブで伝わる文章の書き方』、秋田・山形は『地域の魅力を再発見するには』、そして宮城・福島は『取材で話を「聞き出す」力』がテーマでした。詳細レポートは各リンク先のブログ記事をご覧いただきたいのですが、それぞれの講師のメッセージとして共通していたのは、「日々の地道な訓練が鍵」というシンプルなものでした。プロとアマチュアを分けるのは、日々コツコツ学び、繰り返し見直し、その反省を元にもう一度試して反応を見る、ということができるかどうか。

こうすればすぐにうまくなる!という必勝法はないし、「◯日でスキルを上げる方法」というのもない。宮城・福島で講師を務めた鎌倉幸子さん(アカデミック・リソース・ガイド)も「毎日練習することが大切。逆に言うと、特別なことをする必要がある訳じゃないんですよね」とおっしゃっていました。

今回、いろんな形で情報発信に取り組んでいる方同士がつながる場所になったのも、運営としてはとても嬉しいことでした。「だれも情報発信の仕方は教えてくれないので、どうすればいいか分からなかった」「東北で、こんな風につながれる場所がもっと欲しい」という方がとても多かったです。正直、募集する前は「全然集まらなかったらどうしよう……」と心配でしたが、やっぱりそういう場への需要はあるのだなぁと。

今回は1日限りの講座でしたが、このプログラムは復興庁との連携事業です。現在は、より本格的に取材執筆スキルを学ぶ『東北ローカルジャーナリストキャンプ』の参加者を募集中です。詳しくはこちらのリンクもご覧ください。

 

 

ジャーナリストキャンプ2016石巻

4月29日から5月1日まで、日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)の「ジャーナリストキャンプ2016石巻」に行ってきました。私は運営として参加しましたが、自分自身にとってもたくさんの気づきと学びをもたらしてくれた3日間でした。

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キャンプは、全国から記者やライター、情報発信に関わる人が集まり、指導役のデスク陣のもとで合宿形式で学ぶ場(詳しい様子は、こちらのブログからご覧ください)。どうすれば”自分ごと”として読んでもらえる良質な記事が書けるのか。参加者とデスクは、毎日遅くまで白熱した議論を繰り広げました。執筆した記事は、Yahoo!ニュースに掲載される予定です。

5人のデスクからのアドバイスは、どれも貴重で、聞き逃すことができない「宝」のようでした。それぞれ視点もアプローチも全く違いましたが、言い方が違うだけで、みなさん本質は全く同じことをおっしゃっていると感じました。

デスクの1人、與那覇里子さん(沖縄タイムス記者)は、キャンプ本番前から、参加者に対して「あなたが興味があることは何?」「面白いと思うことは?」という質問を何度も繰り返していました。キャンプの舞台は宮城県石巻市でしたが、「震災」や「被災地」というテーマとは一見関係のないように思える部分から、参加者の関心を引き出そうとしているように見えました。はじめは、どうしてそこにこだわるんだろう、と感じていたのですが、キャンプの議論を聞いているうち、だんだんと腑に落ちました。

「自分の関心」と、記事を書いて「社会にどうなって欲しいのか」という”ゴール”。その2つがクリアでなければ、いい記事は書けない。特に、自分の中から湧き上がる「興味」は、記事を書く最初の出発点。その「熱」が弱い記事は、結局は伝わらないし、うわべだけのものになってしまう。それは、どのデスクも共通しておっしゃっていることでした。

私自身は、「関心」の部分が弱かったのだと気付きました。記事をうまく書こうとして、すぐ「テクニックがあるはずだ」という方向に走ってしまう。でもその前に、自分自身と向き合って、何を伝えたいのか、もっともっと考えなきゃいけないんだ、と。これは記者だけでなく、どんな仕事にも共通して言えることかもしれません。

「関心」や「興味」は、日々のインプットや思考で強化することができる。でも私は、その努力も怠っていた…と、恥ずかしながらはっとさせられました。毎日少しづつでも努力しなければ、感受性はすぐにパサパサに乾いてしまう。

キャンプ中のデスクの言葉は他の参加者へ向けられたものでしたが、全部、自分へのメッセージとして受け取りました。私自身が、変わるきっかけをくれたキャンプ。感謝です。

3月に「ジャーナリズムのお祭り」開催します!

3月12日に、『ジャーナリズム・イノベーション・アワード2016』を開催します!主催は、私も運営委員を務めている日本ジャーナリスト教育センター(JCEJ)。Facebookなどでもたくさん告知させてもらっているのですが、あらためてご紹介。

アワードは「ジャーナリズムの祭典」的なイベント。大手新聞社やテレビ局だけでなく、NPO、フリージャーナリスト、ライター、ネットメディアなどがジャーナリズム作品を持ち寄り、参加者の投票で賞を決める、という催しです。

応募作品は1月23日現在で25点。出展作品一覧を見ていただくと分かるのですが、とにかくいろーんな作品があります。会社とか肩書きとか全く関係ない、このフラットな感じが好きです。

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いろんな人に参加してもらいたくて、「この作品いいなぁ」と思ったらお会いしたことない人にもガンガンお声がけしているのですが、「自分のはジャーナリズムとは程遠いので…」という反応も多いです。でも、アワードに参加したら、きっと今までのイメージが変わると思います。

正直なところ私自身、記者をやっていた頃も「ジャーナリズム」とか「ジャーナリスト」っていう言葉を使うのがしっくりこなかったし、敷居が高い感じがしますよね。でもアワードに関わってみて、「ジャーナリズム」ってこんなに多様で、カオスでいいんだなーと思うようになりました。何も政治や経済の話題に限らないし、表現方法も記事や写真だけじゃない。例えば人と人を繋いだり、コミュニティーを形成するのも、ジャーナリズムの一つの役割だと思います。

自分が心を込めて作った作品について、直接説明できるのもアワードの魅力の一つです。どういう気持ちで制作したのか、どれぐらいの労力や時間をかけて完成したのか、一番伝えたいメッセージは何なのか… これまで参加した方の中には、「インターネット上では褒められてばかりだったけど、リアルの場では批判的な意見もたくさんあった。そこから作品をさらに高めることができた」という方もいました。ネットの反応が必ずしも全てではないと思うし、やっぱりリアルの交流って貴重だと思います。

今年はローカルメディアからの応募を多くいただいていて、こんなに色々あるんだ!とびっくり。私が住んでいる長野県から発信している面白いウェブサイトもいくつか見つけて、声をかけさせてもらってます。ぜひ、長野からも来て欲しい!

引き続き、特設サイトから作品の応募を受け付けています。